コンゴ民主共和国、EVバッテリーにも利用されるコバルトの輸出禁止を3カ月延長...過剰供給抑制へ

コンゴ民主共和国はコバルトの輸出禁止措置を3カ月延長した。写真は、コバルト鉱山で、手掘り鉱山労働者が鉱石を運ぶ様子。2016年6月、コンゴのコルウェジで撮影(2025年 ロイター/Kenny Katombe)
コンゴ民主共和国はコバルトの輸出禁止措置を3カ月延長した。過剰供給を抑制することが狙い。規制当局が21日に明らかにした。
コバルトは電気自動車(EV)のバッテリーに使われる。
同国は世界最大のコバルト供給国。コバルト価格が9年ぶり安値となる1ポンド=10ドルに下落したことを受けて、今年2月に輸出を4カ月停止する措置を導入していた。
戦略鉱物資源市場規制管理局(ARECOMS)は声明で「市場の在庫が引き続き高水準で推移しているため、一時的な停止措置の延長を決めた」と述べた。
今回の輸出禁止措置は9月に期限が切れる。その後、輸出禁止措置を変更・延長・終了するかは、期限が切れる前に発表する予定という。


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