トランプ大統領、今度は自動車関税の一部見直し検討...メキシコ・カナダからの25%追加関税に
4月14日、トランプ米大統領(写真)は、メキシコやカナダから輸入する自動車・部品に対する25%の追加関税について、見直しを検討していることを明らかにした。同日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領は14日、メキシコやカナダから輸入する自動車・部品に対する25%の追加関税について、見直しを検討していることを明らかにした。
トランプ大統領は記者団に対し、自動車メーカーが「米国内での製造に切り替えるには、少し時間が必要だ」と説明した。
米自動車メーカーは第1次トランプ政権下で再交渉された北米自由貿易協定(NAFTA)成立後、車両組み立てのさまざまな段階で何度も国境を越える高度に統合された供給網を構築してきた。
14日の米国株式市場でゼネラル・モーターズ(GM)は3.5%、フォード・モーターは4.1%、それぞれ上昇した。
フォード、GM、ステランティスでつくる米自動車貿易政策評議会(AAPC)のマット・ブラント会長は声明で「われわれは米国の自動車生産を増やすというトランプ大統領の目標を共有し、政権との継続的な対話に感謝している」とした上で、「部品に対する広範な関税が、繫栄し成長する米自動車産業を築くという共通の目標を損なう可能性があり、多くの供給網移行には時間がかかるという理解が高まっている」と述べた。
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