最新記事
テクノロジー

AI革命は、アメリカではなく中国から低料金でやってきた!?【トランプ2.0】

Trump's Favored Tech Titans See Billions Wiped Out in AI Market Sell-Off

2025年1月28日(火)18時20分
ジーザス・メサ

AI革命に伴う半導体需要の急増は、エヌビディアやブロードコム、マーベルなどのチップメーカーに強力な追い風となってきた。ディープシークは、この流れを覆したのだ。

今回の株価急落で(少なくとも帳簿上)最大の損失を被ったのは、エヌビディアのジェンスン・フアンCEO、マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEOとアルファベットのスンダー・ピチャイCEOだ。

ピチャイは1月20日に行われたトランプの大統領就任式に、テスラおよびXのCEOであるイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、メタのマーク・ザッカーバーグらと共に出席していた。同じく就任式に出席していたオープンAIのサム・アルトマンにとっても大打撃だった。

エヌビディアの株価は27日のニューヨーク株式市場の取引終了時点で前週末比17%下落した。時価総額で約6000億ドルの大損というのは、米上場企業が一日に失った金額として史上最大で、スウェーデンのGDPに匹敵する。CEOのフアンの保有株の評価額は推定207億ドル減少した。

newsweekjp20250128093545-a69eb01168ba77a9a97595933b70702cb1d3b0f2.jpg

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏の成長低迷は大きな懸念材料=ポルトガル中銀

ワールド

ウクライナ、二重国籍容認へ 戦争で悪化の人口危機緩

ワールド

イラン最高指導者、米が攻撃すれば「取り返しのつかな

ワールド

ガザで30人死亡、住民絶望「私たちは忘れ去られよう
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中