シェア伸ばすJT、新デバイス「Ploom X ADVANCED」発売で加熱式たばこ三国志にさらなる変化が!?
現在、日本の加熱式たばこユーザーの7割がメンソール愛好家とされるが、Ploom Xの課題のひとつに「メンソール感の弱さ」があった。
JTはこの度、Ploom X ADVANCEDと同時に新しいたばこスティック「メビウス・ブラック・コールド・メンソール」を発売。結晶が大きい天然メンソールを100%使用し、フィルターにもメンソールを添加した「Ploom X史上最強の極冷メンソール」で、すでに3銘柄(カプセルなし)あるメンソールのラインアップを拡充し、ユーザーの選択肢を増やす。
また、国内市場だけでなく、グローバルな販売戦略も気になるところだ。首位を行くiQOSが70近い市場で展開されているのに対し、グローバルモデルとして開発されたPloom Xは現在、12カ国。山口氏はPloom X ADVANCEDの発売により、「2024年中には28カ国に拡大する予定」と語った。
Ploom X ADVANCEDは、より豊かな吸いごたえと味、香りで「1本の愉しみ」を進化させるデバイスであるという。その奥深い喫味で猛追をかけ、3番手に甘んじてきたシェアに変化をもたらすことができるか。群雄割拠する加熱式たばこ市場の動向に注目したい。
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