最新記事

企業

米「最も愛されている職場」トップ5──企業ランキング50社より

GOOD PLACES TO WORK

2022年4月13日(水)18時50分
ニューズウィーク編集部
Spotify

REUTERS/Dado Ruvic/Ilustration

<会社を愛している人は、平均以上の生産性を発揮する確率が4倍以上高い――コロナ禍の「大退職時代」にふさわしい米企業ランキングを作成した>

新型コロナのパンデミックにより、仕事の世界に大激変が起き、働き手と会社の関係は多くの困難をはらんでいる。

米労働省によれば、2021年に職を辞めた人は4700万人に上るという。2022年4月19日号(4月12日発売)「愛される100社」特集で、本誌初の「最も愛されている職場」ランキングをお届けするのに、今ほど最適なタイミングはないかもしれない。

「よい会社ランキング」のたぐいは既にたくさんある。しかし、私たちが米コンサル企業のベストプラクティス・インスティテュート(BPI)と共に作成したランキングは一味違う。

企業年金や医療保険、有給休暇などの充実度も確かに重要だが、私たちは働き手が会社にどのような感情を抱いているかに注目した。

「このランキングでは、人々が勤務先の会社にどのくらい好ましい感情を持っているかに焦点を当てた」と、BPIのルイス・カーターCEOは説明する(BPIはピッツバーグ大学と協働してランキングの土台を成す分析手法を作成した)。

なぜ、こうした感情面の要素を重視するのか。働き手の会社に対する愛は会社の成功に直結するからだ。

BPIは長年にわたり、さまざまな業種のさまざまな規模の会社で働く3500人以上の人たちについて調べてきた。それによると、会社を愛している人は、そうでない人に比べて、平均以上の生産性を発揮する確率が4倍以上高く、離職率も低い。

このランキングに入るためには、企業はいくつかの基準を満たさなくてはならない。コラボレーションとチームワークが重んじられているか、昇進の機会があるか、よき社会の一員であるかといったことだ。

例えば、20位のフットウエアメーカー、クロックスは、2020年3月にコロナ禍が始まった直後、医療従事者に4000万ドル相当の自社製品を寄贈した。

30位のアウトドアブランド、パタゴニアは2021 年、大口顧客である高級スキーリゾートから商品を引き揚げた。このリゾートのオーナーの1人が過激な右翼系イベントを主催したことに抗議するためだった。

6位のアパレルメーカー、デッカーズは絶えず社員にアイデアを募り、時にそのアイデアに投資している。

46位のソフトウエア企業ライブパーソンは、キャリアの行き詰まりを感じた社員に部署の異動を認めている。

そして1位の音楽配信大手スポティファイには、全ての従業員からのメールに経営陣が答える文化がある。

この50社ランキングは求職者から従業員、経営者まで、全ての読者に有益なものになるはずだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、ベネズエラ安定化・復興へ3段階計画 国務長官が

ビジネス

米ワーナー、パラマウントの買収修正案拒否 取締役会

ワールド

米、ベネズエラ制裁を選択的解除へ 選挙日程発表は時

ワールド

機関投資家の一戸建て住宅購入禁止へ、トランプ氏が表
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 5
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 8
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 9
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 10
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中