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極左とネオナチを選んだギリシャの窮状

2015年1月27日(火)16時37分
ジョーダン・ワイスマン

 確かに、ギリシャ経済はどん底にある。昨年のGDPは08年と比べて約26%も減少した。失業率は25.8%と高く、若年失業率に至っては50.8%という信じられない数字だ。ただし昨年は、わずかではあるが成長が戻った。失業率の悪化に少し歯止めが掛かり、欧州中央銀行(ECB)は量的緩和を実施すると発表。ここでもしユーロ脱退や債務不履行(デフォルト)が起きれば、この小さな進歩を帳消しにし、ギリシャ経済はさらに落ち込むだろう。

 ギリシャの悲劇は、緊縮財政によってのみ引き起こされたのではない。しかし増税と歳出削減が、債権国が予想した以上の悪影響を与えたことは間違いない。今後は、ギリシャ総選挙の教訓を意識する必要がある。財政支出で景気刺激策をとれば債務がまた増えるが、緊縮財政を無理強いすれば経済に打撃を与えるだけでなくネオナチ政党の台頭をも招くことだ。

© 2015, Slate

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