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一輪の生け花がエジプトの砂漠を潤す

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2010.08.06

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一輪の生け花がエジプトの砂漠を潤す

ダリヤ・ハムダ(元駐日エジプト大使夫人)

2010年8月6日(金)12時01分

 日本滞在中に生け花の師範の免状まで取得したハムダは、エジプトに帰国後の07年7月にNPO「日本芸術文化協会」を設立。さまざまな日本文化を伝える活動を行っている。


「04年に草月流の体験教室に参加したのがきっかけ。むずかしすぎて私には無理だと思ってたのに、行ったら花器と花材を渡されて『さあ始め!』って(笑)。

でも素晴らしい体験だった。何より驚いたのは、同じ花材を使っても人によってまったく違う形に仕上がるところ。人それぞれの自然のとらえ方が作品に現れるのだと思う。

『生け花』とは花に生を与えるという意味。一度は切り取られて死んだ花でも、生け花の哲学に基づいたルールで、自分の個性や精神も加えて新たな命を与えられる。

 エジプトは陸地の90%近くが砂漠の国。5月から9月まで続くエジプトの夏はとても暑いので、人々はインドアで過ごすことが多い。だからこそ自然の一部を室内に持ち込める生け花が必要だと思う」

[2008年10月15日号掲載]

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