米オープンAI、8520億ドルの企業価値に厳しい視線も=FT
写真はオープンAIのロゴ。インドのニューデリーで2026年2月撮影。REUTERS/Bhawika Chhabra
[14日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIの8520億ドルという企業価値に対し、一部の出資者から厳しい視線が向けられている。
オープンAIはアンソロピックとの競争に直面する中、エンタープライズ市場に重点を移している。
先月には1220億ドルを調達し、これはシリコンバレー史上最大規模の資金調達ラウンドになるとみられる。しかし、過去6カ月間で、まずグーグル、次いでアンソロピックからの競争上の脅威に対応するため、製品ロードマップを2度見直している。
FTによると、オープンAIの出資者の一部は、同社が早ければ年内にも新規株式公開(IPO)を控えているにもかかわらず、こうした変更により、アンソロピックや再び勢いを増しているグーグルに対して脆弱な立場に置かれる可能性があると指摘している。
一部の業界ウォッチャーは、アンソロピックの増収ペースが数カ月以内にオープンAIを上回ると予測している。
FTによると、オープンAIの初期出資者は「チャットGPTという、年間50─100%の成長を遂げている10億人のユーザーを抱える事業があるのに、なぜエンタープライズやコードの話をしているのか?」と述べ、「同社は焦点が定まっていない」と語った。
オープンAIのサラ・フライアー最高財務責任者(CFO)はFTに対し、出資者が同社の戦略を支持していないという指摘は事実と反すると述べた。
オープンAIの広報担当者はロイター宛ての電子メールで、自社の1220億ドルの資金調達について「応募が殺到し、記録的なタイムで完了した。世界有数の投資家から幅広い支持を得ており、当社の方向性、現在のビジネスモメンタム、そして長期的な価値に対する強い確信を反映している」と述べた。





