コラム

米政府閉鎖でトランプがノリノリで召喚した「死神」の正体

2025年10月09日(木)17時20分

大統領経済諮問委員会によれば、2013年の政府閉鎖では12万人の雇用が失われた。第1次トランプ政権の時は実質経済成長率を年換算で0.4%ポイント押し下げた。

ただし、トランプの投稿や言動は現実を誇張している可能性もある。先日も「われわれは政府閉鎖の間に(民主党にとって)取り返しのつかないことをやれる」と語り、その後ボートが作成を主導した保守派の政策提言「プロジェクト2025」と、政府閉鎖によるより壮大な計画の実現を支持すると投稿した。


だが大統領選中のトランプは、可能な限りこの計画から距離を置こうとしていた。有権者に不人気であることを知っていたからだ。ある世論調査によると、プロジェクト2025を積極的に支持する有権者はわずか4%。共和党のMAGA(アメリカを再び偉大に)派の支持も9%しかなかった。

多くの研究によれば、MAGA派は必要なサービスを提供する政府機関(トランプの言う「民主党機関」)の解体でより大きな影響を受ける可能性がある。地域レベルで見ると、共和党が強い州は連邦政府から民主党が強い州より多くの資金を得ている。

プロフィール

サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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