FRB、原油高続けば利下げ27年に先送りも=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁。2025年8月、ワイオミング州ジャクソンホールで撮影。REUTERS/Jim Urquhart/File Photo
Ann Saphir
[14日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は14日、イランとの交戦に伴う原油価格の高騰が長期化し、米国のインフレ率が連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に向けて低下するのが遅れる場合、FRBは利下げを2027年まで待つ可能性があると述べた。
グールズビー氏は米メディアの「セマフォー」主催の世界経済会議の会場で、イランに対する軍事攻撃が始まる前は関税措置によるインフレ圧力は年内に後退すると見なしていたとし、「年内に複数回の利下げが実施されることもあり得ると考えていた」と述べた。ただ「インフレ低下を確認できない状況が長引き、インフレ率が高止まりすれば、現実的には利下げは26年以降に先送りされることになる」と語った。
その上で「利上げが実施される可能性もある」と言及。同時に、「中東情勢に起因する原油価格の衝撃が解消され、インフレ率が目標の2%に向かって低下する局面に戻れば、利下げは再び選択肢に入ってくる」とも述べた。
これとは別に、グールズビー氏はヤフー・ファイナンスに対し、長期インフレ期待は現時点では安定しているとしながらも、ガソリン価格が1ガロン当たり5ドルに上昇する状態が数カ月続けば、インフレ期待が不安定化する恐れがあると言及。「原油高がどの程度続くか分からないため、大きな影響が及ぶことになる」とし、短期的にやや動きが見られているため注視すべき懸念材料になっていると述べた。
グールズビー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。





