独・ウクライナ、防衛協力で合意 ドローン生産や長距離打撃能力強化
4月14日、ベルリンで撮影 Reuters/Ebrahim Noroozi
Andreas Rinke Yuliia Dysa
[ベルリン/キーウ 14日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ドイツを訪問し、ドローン(小型無人機)の製造を含むドイツとの防衛協力計画に署名した。ドイツはまた、ウクライナの「ディープストライク(長距離打撃)」能力強化に向け、数億ユーロを投資することで合意した。
ゼレンスキー氏はフェドロフ国防相と共にベルリンを訪問。ドイツのメルツ首相との共同記者会見で、主要なパートナー国であるドイツとの協定は欧州で最大級の合意になると確信していると指摘。ドローンを巡る協定はウクライナとドイツの企業間の既存の協力関係を基礎とするもので、協定の規模と詳細については両国のチームが引き続き詰めの作業を進めていると述べた。
メルツ首相は「ウクライナほど革新的な防衛産業を持っている国は他にない」とし、「支援を通して、ドイツを含む欧州の防衛能力と産業基盤の双方を強化する」と述べた。ドイツ国防省によると、数千機のドローンをウクライナ軍に供給するための合弁会社が設立される。
ウクライナのフェドロフ国防相によると、ドイツはウクライナの長距離攻撃能力の強化に3億ユーロを投資することで合意。両国は総額40億ユーロの防衛協力で合意しており、ドイツはパトリオット防空システム向けの迎撃ミサイル数百発の調達資金を拠出するという。
ロシアとウクライナの停戦に向け米国が仲介していたが、こうした取り組みはイランに対する軍事攻撃開始以降に停滞。メルツ首相は、ロシアとのいかなる合意においても欧州の関与が不可欠になるとし、現在開催に向けて調整が進められている安全保障担当補佐官級の会合に米国の参加も呼びかける考えを示した。





