プレスリリース

産学連携イベント「機械学習 全国学生大会2025AI競馬予想マスターズ co-organized by netkeiba・JRA-VAN」が盛況のうちに閉幕全国から110名の学生が応募、未来のAI人材育成に貢献

2025年10月21日(火)13時00分
株式会社ネットドリーマーズ(東京都渋谷区 代表取締役社長:向江俊和 )は、2025年9月6日から9月21日にかけて開催した「機械学習 全国学生大会2025 AI競馬予想マスターズ」が、全国から110名を超える学生のエントリーを集め、大きな盛り上がりのうちに閉幕したことをお知らせします。

本大会は、当社が運営するnetkeibaとJRA-VANの共催イベントで、競馬を題材に学生が機械学習の実践力を競い合うコンペティションです。
実践的なデータサイエンス教育を通じて、AI技術に関心を持つ学生に学びと挑戦の機会を提供することを目的にしています。参加者は、JRAシステムサービス株式会社より提供された過去のレースデータをもとに独自のAIモデルを構築し、その予測精度を競い合いました。

■ ■大会の意義
AIモデルの予測がどれくらい正しいのかを示す確率推定の精度向上は、事故や災害の発生確率をより正確に予測できるようになり、保険料の適正な算定や災害リスクの軽減にも直接つながります。
AI競馬予想マスターズは、そのアルゴリズムとリソース最適配分を短期間で検証できる指標となります。実際に、レース結果という"数分後には分かる未来の結果"が、モデル性能を正しく評価し、リソースの最適配分もポイントとして直に反映されます。本大会は、社会課題解決につながる予測技術の実証フィールドとして競馬データを提供し、娯楽を超えた学術・産業貢献を目指して開催されました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/551366/img_551366_1.png

■ ■大会のハイライト
・全国から110名の学生がエントリー:全国の大学・大学院・専門学校から110名の学生がエントリー。機械学習やデータ分析を学ぶ学生たちが、それぞれの知識と技術をぶつけ合うハイレベルな戦いを繰り広げました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/551366/img_551366_2.png

・盛況のうちに幕を閉じた閉会式:参加者と関係者が集まり閉会式と懇親会を実施しました。入賞者の表彰に加え、参加者同士が互いの健闘を称え、AI技術について語り合うなど、熱気に満ちた交流の場となりました。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/551366/img_551366_3.png

■ ■参加者の声
・優勝者 倉知さん
大学の授業で扱う固定化されたデータとは違い、毎週更新されるデータで未来を予測する本大会は、非常に実践的な経験となりました。予測が難しい「競馬」という題材にAIで挑む面白さに加え、他の参加者の存在が大きな刺激になりました。ここで得たデータ前処理などの汎用的なスキルは、今後の就職活動でも活かせると感じています。

・準優勝 宮下さん
研究でAIに触れる機会がなかったので、未来のデータを予測するという実践的な題材は非常に勉強になりました。来年も参加資格があるので、すでに来年に向けてAI開発を続けています。この大会が今後さらに盛り上がっていくことを期待しています。

・第三位 田中さん
元々ボートレースのAI開発をしていて、個人的にも魅力的でした。複利最大化を目指して賭け金に差をつけるなど『戦略性』が問われ、期待値を求める考え方はビジネスにも通じる貴重な経験になりました。また、モデル作成だけでなく、レースまで楽しめる点が他のコンペと比較して、面白いと思いました。

・堀江さん(Kaggle Grandmaster)
学生向けのコンペが少ない中、親しみやすい題材でデータが整備されていた点というのが参加の決め手でした。実データを扱う難しさと同時に、人それぞれ評価指標が異なり『戦略性』が問われるゲーム性が面白いと感じました。データの説明が充実していた点や自分で追加データを集められる点、そして他の参加者と交流できた点も、他のコンペにはない魅力でした。

■ ■電気通信大学データ教育センターの声
・佐野 遼太郎(特任助教)様
多くの大学でデータサイエンス教育が推進されていますが、その内容は必ずしも実践的とは言えないのが現状です。本学では実践的な教育を重視しており、その一環として全国の学生を対象とした機械学習大会を実施できたことを大変嬉しく思います。ご協力いただいた株式会社ネットドリーマーズ様、JRAシステムサービス株式会社様には心より感謝申し上げます。

本大会は以下の点で他のコンペティションとは一線を画します。
1.実際の未来のデータを予測する
2.評価指標を自分で設定する
3.予測値をどう使うかまで考える
4.半日稼働し続ける環境構築が必要
『競馬』という題材は、これらの実務で重要となる要素を満たし、短期間で結果がわかる最適な課題でした。
(参考:https://ds-education.uec.ac.jp/data/event2025-01.html

今後は、より多くの学生に参加してもらい、データサイエンスの登竜門となることを目指しています。また、企業の皆様には学生との交流の場として本大会を認知いただき、多くのご支援を賜れますと幸いです。

■ ■「AI競馬予想マスターズ学生大会」開催概要
・大会名称:AI競馬予想マスターズ学生大会
・開催期間:2025年9月6日~2025年9月21日
・参加対象:大学、大学院、専門学校に在籍する学生(成人以上)
・共催:株式会社ネットドリーマーズ、JRAシステムサービス株式会社
・協力:電気通信大学 データ教育センター、株式会社エルデシュ
・公式サイトURL:https://yoso.sp.netkeiba.com/masters/ai2025_student/

今後もAI技術の発展と、未来を担う若き才能の発掘・育成に貢献してまいります。



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プレスリリース提供元:@Press
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