プレスリリース

「モノとカネの循環経済」を終わらせる|良縁チャンネルの挑戦

2025年06月06日(金)09時30分
良品倉庫では2025年6月より、回収・譲渡の現場で「人間関係の循環経済」をテーマとした社会実装を本格化いたします。SNSでの実証実験や業界向け発信と並行し、"感謝が巡るリユース"を構造化する取り組みを進めてまいります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/435643/LL_img_435643_1.png
「良縁チャンネル」

「"誰が使っていたか"で、モノの価値は変わる」──。

リユース業界では「37兆円市場」「100兆円の可能性」といった過剰な数字が躍り、ITとマーケティング競争が加速している。だが、私たちが扱っているのは、単なる"モノ"ではない。

価格や効率では測れない、人と人との関係性がある。

私はこの「想い」や「背景」を可視化し、社会に循環させることを「人間関係の循環経済」と定義している。

モノやカネの交換を超えた"人と感謝が巡る仕組み"こそが、リユースの本質であり、次に目指すべき社会インフラだと確信している。

いまの業界は、「売れるか」「SEOで勝てるか」といった数値競争に傾き、"誰が使っていたか"という人格的価値は無視されがちだ。
AI鑑定や、LINE運用など、マーケティングが目的化し、現場や顧客が置き去りになっている。
「隠れ資産を掘り起こせ」が合言葉となり、成功談ばかりが称賛され、業界は"内輪で盛り上がる場"となり、そこにあるのは、感謝なき経済だ。

祖父母が使っていた介護ベッド。
引越しで手放されたテーブル──
それらは、ただの不用品ではなく、人生の断片だ。

だが今の市場では、想いが詰まっているほど値がつかないという矛盾すらある。

「再販」ではなく「再縁」を選ぶ。
"捨てる"のではなく、"託す"。
背景や想いごと手渡す構造こそが、リユースの本質だと信じている。

「ゴミ屋敷」は、誰のための映像なのか。
そこに、「ありがとう」はあるのか。
そこに、「誰かの明日」への想像はあるのか。

"映すこと"が目的化したとき、視聴者も発信者も疲弊する。
私たちは、「驚かせる」より、「つなげる」ことを選びたい。

そしてもう一つの課題が、国外輸出だ。
確かに外貨や還付スキームは利益になるが、古家具はコンテナ内でデッドスペース化し、円安の恩恵も縮小。供給過多が続けば、市場の摩耗や淘汰は時間の問題だ。

いまの輸出モデルは、"活かす"よりも"逃がす"ことが目的化している。

たとえ大型家具の国内再販が難しくても、素材や記憶を活かし、次の誰かや場所に"接続"することはできる。

百年前の木材家具が、現代建築に活かされるように。私たちは「再接続」の循環を模索している。

海外輸出には、梱包・輸送・現地処理といった環境負荷も伴う。焼却にも課題はあるが、国内処理なら、雇用や地域資源への再接続も可能だ。

"モノの価値"ではなく、"意味が巡る仕組み"としてのリユースを。
"モノとカネ"を回す経済から、"人と感謝"が巡る社会へ──。

リユースの役割は、資源の延命ではなく、私たちが提唱する"人間関係の循環経済"である。


【主なサービス】
・引越し・不用品回収(単品~一軒家まるごと)
・譲渡・再循環・寄付活動(ギフトエコノミー型)
・プレゼント企画・ボランティア支援
・SNS連動の感謝循環プロジェクト

【対応エリア】
渋谷区・港区・目黒区・世田谷区・新宿区・中野区・杉並区・千代田区 ほか

【対応時間】
電話受付:10:00~18:00
回収対応:8:00~22:00(即日・夜間対応可)

【事業概要】
屋号 : 良品倉庫
プロジェクト名: 良縁チャンネル
所在地 : 東京都渋谷区幡ヶ谷1-2-2 京王幡ヶ谷ビル4F
電話番号 : 03-6361-8998
メール : hikkoshi@manhattankiss.jp
公式LINE : https://lin.ee/ZvS4nLr
公式リンク集 : https://linktr.ee/manhattankiss


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米韓首脳が初の電話協議、関税合意に向け取り組みへ 

ビジネス

ECB当局者、インフレ見通しで二分 過度な低下に警

ワールド

独首相、米と自動車関税の相互免除提唱 トランプ氏と

ワールド

トランプ氏、マスク氏との電話会談「興味なし」 6日
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが、今どきの高齢女性の姿
  • 2
    脳内スイッチを入れる「ドーパミン習慣」とは?...「朝の1杯」と「心地よい運動」の使い方
  • 3
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 4
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 5
    壁に「巨大な穴」が...ペットカメラが記録した「犯行…
  • 6
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 7
    ガザに向かうグレタ・トゥーンベリの支援船から救難…
  • 8
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 9
    ウーバーは絶体絶命か...テスラの自動運転「ロボタク…
  • 10
    日本に迫る「ゼロパンダ」の未来...中国はもう貸さ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 7
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 8
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中