プレスリリース
ブレインパッド、PPIHが提供する顧客向け「店舗内商品AI検索サービス」の開発を支援
2025年05月09日(金)13時00分
株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、5月9日、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO 吉田 直樹、以下:PPIH、https://ppih.co.jp/)グループの株式会社カイバラボ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 森谷 健史、以下:カイバラボ、https://www.kaibalab.com/)が進める「店舗内商品AI検索サービス」の開発を支援したことを発表します。
カイバラボは、PPIHグループにてリテール分野におけるテクノロジー活用を担っており、本サービスは、顧客がスマートフォンに保存した画像をもとに、店舗内の商品位置を迅速に検索できるものです。ブレインパッドは、データ・AIを活用して本サービスの開発支援を行い、店舗内商品検索サービス「AI商品ナビ」を共同で開発しました。
PPIHが運営するドン・キホーテ渋谷本店の売上の約7割は、インバウンド(訪日外国人旅行)の売上で占められています。同店の商品点数は約130万点にのぼります。そこでカイバラボとブレインパッドは、インバウンド顧客が店舗内に設置されたシステムに購入したい商品画像をアップロードすることで、探している商品の場所が提示されるサービスを提供しました。これにより、顧客が欲しい商品を探すために店内を巡る手間を省くことよる顧客のショッピング体験の向上と、店舗スタッフの案内負荷の解消を実現しています。
●このたび開発した「店舗内商品AI検索サービス」
https://ai-item-location-search-1066573637137.us-central1.run.app/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/435669/img_435669_2.jpg
ブレインパッドは、本サービスの開発支援にあたり、当社の有するデータサイエンス力や、数々の画像解析プロジェクトを通じて得られた知見を活用しています。 Google Cloud の Gemini 、 Vertex AI の画像認識技術も活用しながら、棚割りデータベースを構築し、顧客によってバラつきのある商品画像から適切な商品提示ができるようなシステム構築を実現しています。
■店内撮影画像から商品の陳列位置を自動判別する棚割りデータベースを構築
これまで、ドン・キホーテ渋谷本店では、店内の「何処に」「何の商品」が配置されているかを示すデータベースを構築できていませんでした。そこでブレインパッドは、写真を撮影するだけで、棚のIDとSKU(商品管理を行う際の最小の管理単位)が紐づく棚割りデータベースの構築を提案し、テストを重ねました。
■経験の浅い店舗スタッフでも、短時間で正しい陳列位置を特定可能に
この棚割りデータベースは、異なる棚に置かれてしまった商品を、正しい棚に戻す業務への活用にも期待されています。
■特定の商品だけを写した画像の検索精度は100%を達成
顧客が所有する商品画像には、商品の製造元が作成した画像もあれば、顧客や一般消費者が撮影した画像もあります。また、複数の商品が写り込んでいる場合もあります。本サービスは現状、特定の商品だけを写した画像をアップロードした場合には、検索結果の上位5位以内に該当商品が100%存在する認識精度を達成しています。加えて、背景にさまざまなものが写り込んでいるようなノイズの多い画像に対しても、背景を削除することで正確な画像認識を行えるようにするなどの処理を実行できるようにしています。
■今後の展開
これまでは顧客が提示した画像に対して人手を介したアノテーション作業(*1)を行ってきましたが、今後は AIエージェントによってアノテーション作業を実行可能にするとともに、多言語にも対応できることを視野に入れて、検証・開発を続けていく予定です。
●株式会社カイバラボ データコラボレーション部 大町 真也様からのコメント
ブレインパッド社との今回の取り組みにて、従業員の作業負荷を軽減するとともに、顧客満足度の向上を実現する、未来の店舗運営における画期的なモデルケースを構築できたことについて、私たちは大いに評価しております。将来は、社内システムと連携することで、商品管理など多角的な用途での活用が期待される新たなプラットフォームになるであろうと、今後の展開に大きな期待を寄せています。
●株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏 からのコメント
2025年に来日する外国人観光客は4,000万人を超えるとも言われており、その年間8兆円にのぼる消費は日本にとって重要なビジネスチャンスとなっています。PPIHグループおよびカイバラボ社との取り組みを通じて、当社の生成AI活用技術がビジネスの現場に実装され、この大きなチャンスを逃さないための新たな顧客体験づくりに貢献できることをたいへん嬉しく思います。今後も当社は、生成AIのポテンシャルを最大限に活かし、言語や文化の壁を越えて日本の魅力を世界に伝える顧客体験の提供を目指してまいります。
(*1)アノテーション作業とは、データに対して追加の情報タグ(メタデータ)を付加する作業のこと。
(参考)2024年12月10日 株式会社ブレインパッド発表
ブレインパッド、自律型AIエージェントサービス第一弾として、アノテーションエージェントサービスを提供開始
https://www.brainpad.co.jp/news/2024/12/12/22440
■ご参考情報
●株式会社ブレインパッドについて(https://www.brainpad.co.jp/)
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2024年6月30日現在)
従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクト サービス
■お問い合わせ先
●製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp
*Google Cloud および Gemini 、 Vertex AI は Google LLC の商標です。
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上
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プレスリリース提供元:@Press
カイバラボは、PPIHグループにてリテール分野におけるテクノロジー活用を担っており、本サービスは、顧客がスマートフォンに保存した画像をもとに、店舗内の商品位置を迅速に検索できるものです。ブレインパッドは、データ・AIを活用して本サービスの開発支援を行い、店舗内商品検索サービス「AI商品ナビ」を共同で開発しました。
PPIHが運営するドン・キホーテ渋谷本店の売上の約7割は、インバウンド(訪日外国人旅行)の売上で占められています。同店の商品点数は約130万点にのぼります。そこでカイバラボとブレインパッドは、インバウンド顧客が店舗内に設置されたシステムに購入したい商品画像をアップロードすることで、探している商品の場所が提示されるサービスを提供しました。これにより、顧客が欲しい商品を探すために店内を巡る手間を省くことよる顧客のショッピング体験の向上と、店舗スタッフの案内負荷の解消を実現しています。
●このたび開発した「店舗内商品AI検索サービス」
https://ai-item-location-search-1066573637137.us-central1.run.app/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/435669/img_435669_2.jpg
ブレインパッドは、本サービスの開発支援にあたり、当社の有するデータサイエンス力や、数々の画像解析プロジェクトを通じて得られた知見を活用しています。 Google Cloud の Gemini 、 Vertex AI の画像認識技術も活用しながら、棚割りデータベースを構築し、顧客によってバラつきのある商品画像から適切な商品提示ができるようなシステム構築を実現しています。
■店内撮影画像から商品の陳列位置を自動判別する棚割りデータベースを構築
これまで、ドン・キホーテ渋谷本店では、店内の「何処に」「何の商品」が配置されているかを示すデータベースを構築できていませんでした。そこでブレインパッドは、写真を撮影するだけで、棚のIDとSKU(商品管理を行う際の最小の管理単位)が紐づく棚割りデータベースの構築を提案し、テストを重ねました。
■経験の浅い店舗スタッフでも、短時間で正しい陳列位置を特定可能に
この棚割りデータベースは、異なる棚に置かれてしまった商品を、正しい棚に戻す業務への活用にも期待されています。
■特定の商品だけを写した画像の検索精度は100%を達成
顧客が所有する商品画像には、商品の製造元が作成した画像もあれば、顧客や一般消費者が撮影した画像もあります。また、複数の商品が写り込んでいる場合もあります。本サービスは現状、特定の商品だけを写した画像をアップロードした場合には、検索結果の上位5位以内に該当商品が100%存在する認識精度を達成しています。加えて、背景にさまざまなものが写り込んでいるようなノイズの多い画像に対しても、背景を削除することで正確な画像認識を行えるようにするなどの処理を実行できるようにしています。
■今後の展開
これまでは顧客が提示した画像に対して人手を介したアノテーション作業(*1)を行ってきましたが、今後は AIエージェントによってアノテーション作業を実行可能にするとともに、多言語にも対応できることを視野に入れて、検証・開発を続けていく予定です。
●株式会社カイバラボ データコラボレーション部 大町 真也様からのコメント
ブレインパッド社との今回の取り組みにて、従業員の作業負荷を軽減するとともに、顧客満足度の向上を実現する、未来の店舗運営における画期的なモデルケースを構築できたことについて、私たちは大いに評価しております。将来は、社内システムと連携することで、商品管理など多角的な用途での活用が期待される新たなプラットフォームになるであろうと、今後の展開に大きな期待を寄せています。
●株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏 からのコメント
2025年に来日する外国人観光客は4,000万人を超えるとも言われており、その年間8兆円にのぼる消費は日本にとって重要なビジネスチャンスとなっています。PPIHグループおよびカイバラボ社との取り組みを通じて、当社の生成AI活用技術がビジネスの現場に実装され、この大きなチャンスを逃さないための新たな顧客体験づくりに貢献できることをたいへん嬉しく思います。今後も当社は、生成AIのポテンシャルを最大限に活かし、言語や文化の壁を越えて日本の魅力を世界に伝える顧客体験の提供を目指してまいります。
(*1)アノテーション作業とは、データに対して追加の情報タグ(メタデータ)を付加する作業のこと。
(参考)2024年12月10日 株式会社ブレインパッド発表
ブレインパッド、自律型AIエージェントサービス第一弾として、アノテーションエージェントサービスを提供開始
https://www.brainpad.co.jp/news/2024/12/12/22440
■ご参考情報
●株式会社ブレインパッドについて(https://www.brainpad.co.jp/)
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2024年6月30日現在)
従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクト サービス
■お問い合わせ先
●製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp
*Google Cloud および Gemini 、 Vertex AI は Google LLC の商標です。
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上
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