コラム

中絶禁止を他人事だと思っているあなたへ(パックン)

2022年05月25日(水)17時00分

例えば、妊娠すると女性の経済活動が変わることが多い。そこで男性も同等に変化させることにする。

・妊婦が体調不良や受診、出産のために仕事を休むなら、男も休む。

・長時間立ったり、重いモノを持ったりするような仕事から離れるなど、妊婦の仕事内容が変わるな ら、適当でいいから、男も仕事内容を変える。逆に9カ月間、熾烈な肉体労働とかやってもいいよ!

・長期休業または解雇で女性が離職した場合、男も離職する。もちろん、生活費は稼げなくなるけ ど、家賃が払えなくなったら中絶禁止法を通した議員さんの家に行けばきっと面倒を見てくれるだろう。

私生活の変化も色々あるが、これも男性に付き合ってもらう。

・妊婦がタバコやお酒を控えるなら、男も控える。

・ゴムバンドウェストの、ダサめなズボンを履くなら男も履く

・頻繁にトイレに行くなら、男も行こう。個室で少しずつ雑誌とか読んでいいから

・深夜に急に酸っぱいモノを食べたくなったら、男も食べる

・妊婦が突然ご機嫌斜め、ブルーになったりするときは......男は逆らってはいけないよ。そんなとき、議員さんに電話すると、面白い話をしたりして励ましてくれるよ。24時間お電話をお待ちしてます!

プロフィール

パックン(パトリック・ハーラン)

1970年11月14日生まれ。コロラド州出身。ハーバード大学を卒業したあと来日。1997年、吉田眞とパックンマックンを結成。日米コンビならではのネタで人気を博し、その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「世界番付」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。教育、情報番組などに出演中。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」を教えている。その講義をまとめた『ツカむ!話術』(角川新書)のほか、著書多数。近著に『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)。

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