- HOME
- コラム
- 犯人目線で見る世界 ダークサイドの社会学
- 「逃げろ」「叫べ」で子供は守れない...日本の防犯…
「逃げろ」「叫べ」で子供は守れない...日本の防犯教育に見る致命的な盲点
さらに、前述した「いかのおすし」という標語も、有効性には疑問が残る。多くの子供が言葉自体は知っているが、その具体的内容を即座に言える児童は稀である。この標語は犯罪学の研究から生まれたものではなく、消防庁の避難標語「おかし」を模倣して作られたもので、大人の言葉遊びに近い側面がある。
犯罪学的な裏付けがない教育は、大人の「やっている感」を満たすだけの自己満足に陥る危険があるのではないだろうか。「実践なき理論は無力であり、理論なき実践は暴力である」と言わなければならない。
犯人の心理を知り、犯罪者のターゲットリストから外れることも重要だ。
過去の事件の犯人たちの証言からは、意外な事実が浮かび上がっている。例えば、小学1年生の象徴である「黄色い帽子」は、交通安全には有効だが、防犯の観点からは犯罪誘発性を有している。犯人たちは、「黄色い帽子が目印になる」「黄色い帽子をかぶっているから目隠しには十分」と供述している。
警察庁の調査によれば、子供の連れ去り事件の8割は強引な拉致ではなく、言葉巧みにだまして連れて行くケースである。犯人にとって黄色い帽子は、最もだましやすい低学年であることを知らせる看板になってしまっている。
また、犯罪者は子供が複数でいるときよりも、一人でいるときを圧倒的に好む。この点を理解するために、アフリカのサバンナに生きる草食動物の戦略が参考になる。シマウマは群れになることで模様が重なり合い、一頭一頭の輪郭を曖昧にすることで、肉食動物にターゲットを絞らせない。子供も同様であり、一人で歩く黄色い帽子の子は、犯罪者の目に強烈な存在感として飛び込んでくるのだ。
「逃げろ」「叫べ」で子供は守れない...日本の防犯教育に見る致命的な盲点 2026.03.13
歴史から学ぶ「犯罪を諦めさせる建築デザイン」──「城壁都市」に最大のヒント 2026.02.17
上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由 2026.01.15
-
医療傷害保険アンダーライター「外資系損害保険」
Chubb損害保険株式会社
- 東京都
- 年収800万円~1,000万円
- 正社員
-
「Accountingマネージャー」外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤務有
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収650万円~1,000万円
- 正社員
-
集団調理・ケータリング, 給食・社員食堂・介護・病院/その他/外資系企業のオフィス勤務のケータリングサービススタッフを募集
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社 東京都港区六本木 外資系企業オフィス
- 東京都
- 年収322万円~350万円
- 正社員
-
「税務マネージャー」 クライアントには年商10億円以上の外資系企業も
坂下国際税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員






