コラム

なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持した?「イスラム教徒のNY市長」誕生の意味とは

2025年11月06日(木)18時46分

「マムダニ氏の民族や信仰を攻撃する人は......」

カーン氏は米ブルームバーグ(11月4日付)に「ロンドンを嫌い、ニューヨークを嫌う人がいるのには理由がある。ロンドンを、今ニューヨークを悪魔化するのにも理由がある。私たちが進歩的でリベラルな多文化都市で、非常に成功しているからだ」と語っている。

「ニューヨークでイスラム教徒の市長が誕生するかどうかなんて大したことではない。大事なのは政策やビジョンであり、ニューヨークの人々のために何をしようとしているかだ。マムダニ氏の民族や信仰を攻撃する人々がいるとしたら彼らがどういう人間かを示しているだけだ」

カーン氏とマムダニ氏は極右の攻撃対象という共通の宿命を背負わされている。政治的立場や都市の事情は異なっても、多様性・寛容・進歩という希望を守る闘いを象徴している。ロンドンとニューヨークの都市政治が世界に注目される舞台になった。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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