ついに始まった事業者のEV大転換...自動車産業の「改革」も待ったなしに
IT大手のアップルは近く、自社製のEV(いわゆるアップルカー)の販売を開始するといわれているが、自動車本体の製造は外部メーカーに委託するとみられる。つまりEV時代においては、電機業界で起きた産業の空洞化が自動車業界にも及ぶ可能性が高いのだ。
宅配事業者やバス会社は商売でクルマを使っているので、車両に対する評価の厳しさは一般利用者の比ではない。品質要求が厳しい国内事業者において中国製EVの採用が進んでいるということは、少なくとも初期段階においては、評価基準をクリアしたことを意味している。
本格導入に伴ってある程度のトラブルはあるだろうが、それを乗り越えた後はEVに対する評価が一気に高まり、その流れは自家用車にも波及してくるだろう。
EVはガソリン車と異なり、家で充電できる。いちいちガソリンスタンドに行く必要がないので利便性が高い。趣味でクルマに乗る人を除けば、一気にEV化が進む可能性も十分にあるだろう。

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