コラム

イギリス新生児連続殺人、看護師の凶行から目をそらし続けた病院の罪

2023年09月08日(金)14時30分

イギリスでは、NHSに疑念を抱くことは冒涜とすら思われている節がある。NHSは国民を助けるために存在し、彼らは「ヒーロー」だ、というのだ(その雰囲気はパンデミック中に盛り上がる一方だった)。だからこそ抜け目ない不道徳な人間がそこに引き付けられる(有名人の児童性的虐待事件や屍姦事件など、同様の構図で起こった別の事件を挙げることもできる。これらの犯罪は何十年も発覚しなかった)。

邪悪な人々が入り込んでしまったことでNHSを責めることはできない。でも監視するのは彼らの責任のはずだ。

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プロフィール

コリン・ジョイス

フリージャーナリスト。1970年、イギリス生まれ。92年に来日し、神戸と東京で暮らす。ニューズウィーク日本版記者、英デイリー・テレグラフ紙東京支局長を経て、フリーに。日本、ニューヨークでの滞在を経て2010年、16年ぶりに故郷イングランドに帰国。フリーランスのジャーナリストとしてイングランドのエセックスを拠点に活動する。ビールとサッカーをこよなく愛す。著書に『「ニッポン社会」入門――英国人記者の抱腹レポート』(NHK生活人新書)、『新「ニッポン社会」入門--英国人、日本で再び発見する』(三賢社)、『マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉』(NHK出版新書)、『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』(三賢社)など。

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