Nate Raymond

[ボストン 3日 ロイター] - 米マサチューセッツ州ボストンの連邦地裁は3日、トランプ政権が17州の公立大学に対し、人種や性⁠別を含む過去7年分の入学データ提出を強制することはできないとして、仮差し止めを命じた。

トランプ政権は昨年8月、国内の大学に対し、入学者選考デ⁠ータの収集を義務付ける覚書に署名。学生の多様性確保のためにマイノ⁠リティー(少数者)を優遇してきた「アファーマティブ・アクション(積極的な差別是正措置)」を制限するため、多様性・公平性・包括性(DEI)プログラムを推進する大学への資金援助を停⁠止する構えを強めていた。

F・デニス・セイラー4世連邦地裁判事は、教育省に⁠はこ⁠れらのデータを求める法的権限はあると認めたものの、導入手続きが「拙速かつ無秩序」であり、大学側との十分な協議もなかったと述べた。また、政権が推し進めた教育省解体と人員削減に⁠より、米国立教育統計センター(NCES)には調査を管理する職員がほとんど残っていないとも指摘した。

マサチューセッツ、カリフォルニアなど17州は3月、急な調査の実施により意図しないミスが生まれ、罰則や調査の対象になるおそれがあると訴えていた。

ニューヨーク州の⁠レティシア・ジェームズ司法長官はこの判断を歓迎し、声明で「恣意的かつ違法な要求を満たすために、大学側が何年分もの機密情報を急いで提出する必要はないはずだ」と述べた。

教育省はコメントの要請に応じていない。

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