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BBCのジャニー喜多川「性加害」報道が問う、エンタメ界の闇と日本の沈黙

ジャニー喜多川の疑惑を取り上げたBBCの番組 BBC News-YouTube
<公然の秘密ながら日本の大手メディアは決して深入りしない、ジャニー喜多川の疑惑を取り上げたBBCの番組は、世界共通のエンタメ界の闇と、日本社会の問題を投げかける>
東京でイギリスの新聞の特派員をしていた頃、外国から有名ジャーナリストがなだれ込んで来ては、日本ではとっくに常識と思われるようなニュースを大々的「スクープ」として報じているのに驚かされた。日本経済はもはや世界の先頭を走っていない! 日本でもホームレスが問題化している! 日本の司法制度は過酷すぎる! そしていま加わったのが──ジャニー喜多川は連続性加害者だ!
イギリスで3月7日、BBCのドキュメンタリー『捕食者:Jポップの隠れたスキャンダル』が放送された。ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川を取り上げたものだ。公平を期すために言うと、番組を担当した記者モビーン・アザーはこのスキャンダルを新事実として報じたわけではない。むしろこの番組は、性的虐待疑惑が何十年も前からあり、日本でも報じられ、民事裁判も行われて被害者や目撃者も証言してきたことを説明している。だからこそ問いかけたのは、喜多川がそれら全てを免れ、死後数年がたつ今もなお崇拝されているのは一体どういうわけか、という点だった。
1つ確かなのは、エンターテインメント業界とメディアがこの問題に深入りしないということ。喜多川は新たなタレントを育て上げることにかけて、格別の長きにわたり信じ難いほどの成功を収めてきた人物であり、彼の築いたジャニーズは今も成功を続けている。ハリウッドの「枕営業」カルチャーであれ、10代のファンに手を出すポップスターであれ、企業や組織は自分たちの売れ筋ビジネスに痛手を与えかねない出来事には目をつぶりがちだ。
重ねて言うが、これは日本だけの問題ではない。男たち、特にエンタメ界の男たちが何十年も性的虐待を働き、自らの名声や権力や金を駆使して罰を免れる、というお決まりのパターンが出来上がっている。
でも少なくともイギリスやアメリカの有名人のケースでは、ある種の矯正がみられるようだ。その一部、たとえばBBCの人気司会者だったジミー・サビルやポップスターのマイケル・ジャクソンは、死後になってようやく公に恥がさらされた(亡くなった当初はどちらも偉大なスターとして嘆き悲しまれた)。
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