コラム

「イクメンなのに......」失意のパパと、愛され過ぎるママの私

2020年06月18日(木)11時10分

A:パパだってもっと愛されたいというご主人の気持ちはよく分かりますが、これまでどおりにしていきましょう。パパもママも同じように愛情を注いでいるのに、子供がパパかママのどちらかにべったり......というのはよくあること。娘さんはママに似ているのかもしれないし、逆にパパ似だからママに甘えたいのかもしれません。

思春期になれば変わるでしょうが、もし変わらなかったら親のほうが考え方を変えてみては? 娘さんは「パパを傷つけている」のではなく自分の気持ちを表現しているのです。ママにばかり甘えてくる裏には「ママが好き」という以上に複雑な感情があるのかも。あるいは、親を試しているのかもしれません。

「育児は主に私」とのことですが、娘さんの食事もお風呂もあなたが用意し、朝から晩まで世話を焼いているとしたら、ママっ子になるのも当然と言えば当然です。

ご主人には軽く受け流せるようになってほしいところ。娘さんに責任を感じさせないよう、2人だけのときに「あなたはいい父親、子供が片方の親に甘えるのはよくあることよ」と慰めてあげましょう。

── ミシェル・ハーマン(小説家)

©2020 The Slate Group

<本誌2020年6月2日号掲載>

▼あわせて読む
10歳の娘は彼氏と時々キスをする「いくらなんでも早くない?」
16歳娘の誕生日にマリフアナを買い与える夫ってどうなの?

20200623issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年6月23日号(6月16日発売)は「コロナ時代の個人情報」特集。各国で採用が進む「スマホで接触追跡・感染監視」システムの是非。第2波を防ぐため、プライバシーは諦めるべきなのか。コロナ危機はまだ終わっていない。

プロフィール

スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ首都にロシアの空爆、4人死亡=当局者

ワールド

ハーバード大留学生の入国停止、米地裁が一時差し止め

ビジネス

日鉄買収で「米発表待ちたい」と官房長官 米長官は承

ワールド

トランプ氏、マスク氏との決裂巡り「大丈夫だ」 側近
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 3
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪んだ認知
  • 4
    壁に「巨大な穴」が...ペットカメラが記録した「犯行…
  • 5
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 6
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 7
    韓国新大統領にイ・ジェミョンが就任 初日の執務室で…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 9
    脳内スイッチを入れる「ドーパミン習慣」とは?...「…
  • 10
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 8
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 9
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 10
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story