対米投融資、原発建設が「第2陣」有力候補に 銅精錬施設も=関係筋
日米の国旗。2024年4月5日、米首都ワシントンで撮影。 REUTERS/Kevin Lamarque
[東京 4日 ロイター] - 3月中旬の首脳会談に向け、日米両政府が関税合意に基づく対米投融資の「第2陣」案件の協議を急いでいる。事情を知る関係者2人によると、原子炉の建設に日本企業が関与するプロジェクトを有力候補として調整。赤沢亮正経済産業相が5日から訪米し、ラトニック米商務長官と詰めの協議を行う。米国とイスラエルによるイランへの攻撃で中東情勢が悪化。原油や液化天然ガス(LNG)の調達は不安定化する中、日米でエネルギー分野で協力する。両関係者によると銅の精錬施設の建設も候補に挙がっており、3月19日に米国で予定する首脳会談後、ファクトシートに盛り込む形で発表する可能性がある。
関係者の1人は「第2陣は原子炉建設など複数の案件で調整している。首脳会談に向けて合意を目指している」とロイターの取材に述べた。
両政府が昨年10月に発出したファクトシートには、米ウェスチングハウス(WH)を主力に進める加圧水型原子炉(AP1000)と小型モジュール炉(SMR)の建設プロジェクトや、GEベルノバ日立が関与するSMR建設など複数の案件候補が明記されている。前出の関係者は「WHが有力候補になる可能性がある」とも述べた。その場合、日本から三菱重工業 、東芝、IHI などの関与が想定され、事業規模は最大1000億ドルに上る。
中国を念頭に置く経済安全保障の観点で重要鉱物のサプライチェーン強靭化が課題となる中、銅の製錬・精錬施設の建設も案件候補に浮上している。ファクトシートには事業主体として米ファルコン・カッパーの名前が盛り込まれ、日本企業が建設に必要な機器を供給したり、精錬された銅を調達したりする形で関与。事業規模は20億ドルが想定されている。関係者の1人は「原子炉と合わせて合意に至る可能性がある」と述べた。対米協議のため、赤沢氏が5-8日の日程で訪米し、ラトニック氏と会談する。
経済産業省の担当者はロイターの取材に、「日本政府として交渉がどうなるか現時点では分からない」と答えた。三菱重は「具体的に決まった話はない」とした上で、「メーカーとして機器納入可否を是々非々で判断する」とした。IHIは「今後具体的な話があれば内容を精査し、検討したい」とした。東芝はコメントを控えた。WHとファルコン・カッパーにもコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。
米国は2月17日、日本による対米投資「第1陣」となる三つのプロジェクトを発表した。オハイオ州の天然ガス発電所、テキサス州の原油輸出施設、ジョージア州の人工ダイヤモンド製造施設が選定されている。
今回の日米プロジェクトは米国内の電力供給を想定しており、日本のエネルギー需給への恩恵は想定されていないとみられる。一方、原油の9割以上を輸入に依存し、そのうち70―80%がイランに面した原油ルートの要衝ホルムズ海峡を経由して運ばれる日本にとって、中東情勢の悪化は死活問題だ。国内の石油備蓄は2025年12月末時点で計254日分あるものの、政府関係者は「事態が長期化する可能性は十分考えられる。そうなれば物価高騰は不可避で、化石燃料に頼ってきた日本にとっては深刻な問題だ」と危機感を強めている。
(鬼原民幸、山崎牧子 編集:久保信博)
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京都/web系SE・PG/港区虎ノ門
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京都/web系SE・PG/港区虎ノ門
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
労務 給与計算・社会保険手続き 外資系企業で働く/フレックス勤務/週2~3回のリモート勤務OK
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 年収400万円~850万円
- 正社員
-
採用プロジェクトオペレーター 未経験可 「大手・外資系企業の採用支援/フレックス×リモート」
株式会社トライアンフ
- 東京都
- 月給20万2,200円~
- 正社員





