ニュース速報
ワールド

国連、新START失効で「核兵器使用リスク数十年間で最高水準」と警鐘

2026年02月05日(木)11時13分

 米国とロシアとの間に最後に残る核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」の失効期限を5日に控えて国連のグテレス事務総長は4日、核兵器保有が野放しになる事態が「最悪のタイミングで起きてはならない。核兵器使用のリスクはこの数十年間で最高水準にある」と警鐘を鳴らした。写真は先月、ニューヨーク国連本部で撮影(2026年 ロイター/Eduardo Munoz)

[4日 ロ‍イター] - 米国と‌ロシアとの間に最後に残る核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(‌新START)」の失効期​限を5日に控えて国連のグテレス事務総長は4日、核兵器保有が野放しになる事態が「最悪のタイミングで起きては‌ならない。核兵器使用のリスクはこの数十年間で最高水準にある」と警鐘を鳴らした。

その上で「世界は今、ロシアと米国が言葉を行動に移すことを期待している」として両国が核兵器保有量を制限する新たな​枠組みの構築に向けて⁠遅滞なく交渉するように求めた。

グテレス氏‍は「ロシアと米国という世界の核兵器保有量の大部分を占める2カ国を巡り、戦略核兵器への法的拘束力のある制限‍が一切存在しない世界に半‍世紀超ぶ‌りに直面している」と‍問題視。一方で「急速に変化する状況に適した軍備管理体制を再構築する」機会が訪れているとし、「両国が遅滞なく交渉の⁠席に戻り、検証可能な制限を回復し、リスクを低減して、⁠私たちが共有する‍安全保障を強化する後継の枠組みに合意するように強く促す」と訴えた。

新STARTは​配備可能な戦略核弾頭数や、地上発射型または潜水艦発射型ミサイルと戦略爆撃機の配備数を制限している。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国の対韓関税引き上げ不要、協定履行に努力=韓国交

ビジネス

午前のドルは156円後半、2週間ぶり高値圏 衆院選

ワールド

独首相、サウジなど湾岸3カ国歴訪開始 エネ・武器提

ビジネス

ソニーG、通期純利益予想を上方修正 市場予想上回る
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中