国連、新START失効で「核兵器使用リスク数十年間で最高水準」と警鐘
米国とロシアとの間に最後に残る核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」の失効期限を5日に控えて国連のグテレス事務総長は4日、核兵器保有が野放しになる事態が「最悪のタイミングで起きてはならない。核兵器使用のリスクはこの数十年間で最高水準にある」と警鐘を鳴らした。写真は先月、ニューヨーク国連本部で撮影(2026年 ロイター/Eduardo Munoz)
[4日 ロイター] - 米国とロシアとの間に最後に残る核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」の失効期限を5日に控えて国連のグテレス事務総長は4日、核兵器保有が野放しになる事態が「最悪のタイミングで起きてはならない。核兵器使用のリスクはこの数十年間で最高水準にある」と警鐘を鳴らした。
その上で「世界は今、ロシアと米国が言葉を行動に移すことを期待している」として両国が核兵器保有量を制限する新たな枠組みの構築に向けて遅滞なく交渉するように求めた。
グテレス氏は「ロシアと米国という世界の核兵器保有量の大部分を占める2カ国を巡り、戦略核兵器への法的拘束力のある制限が一切存在しない世界に半世紀超ぶりに直面している」と問題視。一方で「急速に変化する状況に適した軍備管理体制を再構築する」機会が訪れているとし、「両国が遅滞なく交渉の席に戻り、検証可能な制限を回復し、リスクを低減して、私たちが共有する安全保障を強化する後継の枠組みに合意するように強く促す」と訴えた。
新STARTは配備可能な戦略核弾頭数や、地上発射型または潜水艦発射型ミサイルと戦略爆撃機の配備数を制限している。





