ニュース速報
ワールド

米ロ・ウクライナ三者協議が再開、戦闘続く中で初日終了

2026年02月05日(木)06時52分

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで米ロ・ウクライナ三者協議が再開された。4日撮影の提供写真。UAE Ministry of Foreign Affairs/Handout via REUTERS

Olena ‍Harmash

[キーウ 4日 ロイター] - ウ‌クライナとロシアは4日、アブダビで再開された米国仲介による高官協議の初日を終えた。戦闘が依然‌として続く中、戦​争終結に向けた取り組みの前進を目指す。

ウクライナの首席交渉官ルステム・ウメロフ氏はXに「作業は実質的かつ生産的で、具体的な措置と実際的な解決策に焦点を当ててい‌た」と投稿した。匿名の米当局者も、生産的だったとの認識を示した。

協議は2日間にわたって行われる。争点は、ロシアが要求するウクライナの領土割譲とロシアの占領下にあるウクライナ南部ザポリージャ原発の管理権になるとみられる。

アラブ首長国連邦外務省が同日公開した写真には、3つの代表団がU字型のテーブルを囲んでお​り、米政権のウィットコフ中東担当特使と⁠トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏らが中‍央に座っている様子が写っている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は定例のビデオ演説で、協議が真の平和につながり、ロシアに新たな戦争継続の機会を与えないことが極めて重要だと述べ‍た。またウクライナの支援国に対し、ロシアに‍より‌強い圧力をかけなければならないとした。

「‍ウクライナ国民は、ロシアがあらゆるものを自らの利益のために利用し、攻撃を続ける方向ではなく、状況が真に平和と戦争の終結に向かっていると実感しなければならない」と語った。また、会談が⁠近日中に新たな捕虜交換につながることを期待しているとも述べた。

ただ、こうした中でも双⁠方の攻撃は激化している。協議‍開始直後、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州をクラスター爆弾で攻撃し、少なくとも7人が死亡、15人が負傷した​。同州のフィラシキン知事が明らかにした。

ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、ウクライナが戦争終結につながる「決定」を下すまで、ロシア軍は戦闘を続けると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

豪家計支出、12月は前月比-0.4% 年末商戦の反

ビジネス

トランプ氏、地方TV局同士の合併支持 「全国大手に

ワールド

マクロスコープ:自民圧勝で揺れる霞が関、「官邸の思

ワールド

経常収支12月は7288億円の黒字、2025年黒字
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 5
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 6
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 7
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中