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[ワシントン 16日 ロイター] - ベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏は16日、マドゥロ前大統領の拘束を受け前政権は最終的に解体され、自由で公正な選挙が実施されると確信していると述べた。ただ、その道のりは困難で複雑なものになるとの認識を示した。
マチャド氏は15日にホワイトハウスを訪れ、トランプ米大統領と会談。会談後、自身が受賞したノーベル平和賞のメダルをトランプ氏に贈ったと明らかにした。マチャド氏はトランプ大統領との会談で、できるだけ早くベネズエラに帰国したい意向を強く訴えたが、米国との具体的な合意は得られていない。むしろ、トランプ政権がマドゥロ前政権の残存勢力との関係を深めつつある兆しも出ている。
こうした中でも、マチャド氏はこの日にワシントンの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」で行った記者会見で「秩序ある移行が実現すると深く確信している」と述べ、全体として前向きな見方を表明。ただ、そのプロセスは極めて複雑で、時間がかかるとの認識を示した。
ベネズエラでは米国の作戦によりマドゥロ前大統領が拘束されたことを受け、マドゥロ政権で副大統領を務めていたデルシー・ロドリゲス氏が暫定大統領に就任。マチャド氏はベネズエラの移行に時間がかかるのはロドリゲス氏と自身との間の緊張関係には関連していないとした上で、ベネズエラを長年にわたり支配してきた「犯罪的な構造」はいずれ自壊すると指摘。ただ、具体的にどのように自壊するかについては踏み込まなかった。
マチャド氏は、ロドリゲス氏を手厳しく批判。ロドリゲス氏は「共産主義者」で、トランプ氏を恐れているとし、政治体制を握ってはいるものの、軍は掌握していないため、長続きしないと断じた。
ロドリゲス政権はマチャド氏の発言ついて今のところコメントしていない。
トランプ大統領は14日にロドリゲス暫定大統領と電話会談を実施。15日には米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官がトランプ大統領の指示でベネズエラの首都カラカスを訪問し、ロドリゲス暫定大統領と会談。米国とベネズエラとの間に信頼関係を築くことに焦点を置き、両国の協力関係などについて協議した。