ニュース速報
ワールド

IMF、加盟国がベネズエラ後継政権承認なら関係再構築の可能性

2026年01月16日(金)09時13分

国際通貨基金(IMF)の広報担当者のジュリー・コザック氏。2023年9月、ワシントンで撮影。VENEZUELA-USA-IMF

David ‍Lawder Rodrigo Campos

[ワシントン 15‌日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は15日、米国によってマドゥロ大統領が拘束さ‌れたベネズエラ​について、後継政権が加盟国の過半数から承認されればIMFとして関係を再構築する可能性があるとの認識を示した。

IMF広報担当者のジュリ‌ー・コザック氏は、不測の事態によって体制転換が起きた場合、当該国との関係は投票権ベースで加盟国の過半数が後継政権を正統と認めるかどうかに基づいて検討する、という従来のIMFの規定をベネズエラにも適用するとしている。

マドゥロ政権は国際的に幅広い​承認を得ていなかったため、IMF⁠は2019年以降ベネズエラの特別引き出し権(‍SDR)を凍結してきた。

IMFとベネズエラの関係が今後修復されれば、同国は約49億ドル相当のSDRへのアクセスが可能になる。

このSDRを巡りベセント米財務長‍官は、ベネズエラに対する制裁の追加‍解除‌が進むのに伴ってトランプ政権‍がドルに転換し、同国の復興に役立てる考えを明らかにしている。

IMFは04年からベネズエラ経済の年次審査も行っていない。ただコザック氏は、ベネズエラの⁠経済状況を「悲惨な状況」と述べ、貧困が増加していると付け加えた。

コ⁠ザック氏によると、24‍年以降のIMFの評価では、石油収入減少や財政赤字拡大を穴埋めする通貨発行増加、さらに米ド​ルの流動性不足により、国内の不均衡と脆弱性が再び顕在化した。また物価上昇率は3桁と推定され、急速な通貨下落が進行中という。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏と11日会談 イラン巡り

ビジネス

EXCLUSIVE-米FRB、年内1─2回の利下げ

ワールド

北朝鮮、2月下旬に党大会開催 5年に1度の重要会議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 6
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 7
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中