フランス農家がパリでデモ EUと南米のFTAに抗議
欧州連合(EU)と南米南部共同市場(メルコスル)との自由貿易協定(FTA)締結に反対するフランスの農家が13日、トラクター約350台でパリ市内に乗り込み、観光名所の凱旋(がいせん)門前などで抗議デモを行った。写真は国会議事堂の前に並んだ農家のトラクター、同日撮影(2026年 ロイター/Abdul Saboor)
Gus Trompiz
[パリ 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)と南米南部共同市場(メルコスル)との自由貿易協定(FTA)締結に反対するフランスの農家が13日、トラクター約350台でパリ市内に乗り込み、観光名所の凱旋(がいせん)門前などで抗議デモを行った。農家は、安価な南米産農産物の輸入増により地元の農作物が不公平な競争にさらされると訴えている。
フランスはEU域内最大の農業国で、他の加盟国と共にメルコスルとのFTA締結に反対してきた。
13日の抗議デモは仏最大の農業団体、全国自営農組合連合会(FNSEA)が主催。トラクターは凱旋門周辺に集まり、議事堂までデモ行進を行った。議事堂前では数トンのジャガイモがばらまかれる場面もあった。
先週8日には、別の労組が主催する抗議デモが行われ、エッフェル塔と凱旋門の前で抗議活動を行った。
ルコルニュ首相はX(旧ツイッター)で、水資源の確保やオオカミ対策などで農家を支援するための「緊急法案」を用意するよう農業省に要請した。ただ、同氏は2026年予算が成立しなければこうした支援策は実施できないと強調した。 仏議会は勢力が分裂しており、予算案の審議が難航している。





