自然災害の保険損失、25年は1080億ドルに減少=ミュンヘン再保険
1月13日 ドイツのミュンヘン再保険は13日、2025年の自然災害による世界の保険損失額が1080億ドルになったと発表した。写真は9日、アルゼンチンのチュブ州で撮影(2026年 ロイター/Matias Garay)
[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツのミュンヘン再保険は13日、2025年の自然災害による世界の保険損失額が1080億ドルになったと発表した。インフレ調整後で24年の1470億ドルから減少した。
米本土へのハリケーン上陸が10年ぶりに回避されたことが大きいという。
保険損失の主因は洪水、山火事、激しい暴風雨で、合計980億ドルを占めた。過去10年のインフレ調整後平均(600億ドル)を上回った。
ミュンヘン再のトーマス・ブルンク経営委員は「年初から厳しい状況で、ロサンゼルスの山火事による損失が非常に大きかった」と指摘。「25年は幸運にも米国でハリケーンの上陸を免れたが、それでも同国は損失統計で首位だ」と述べた。
同社によると、25年に最も保険損失が大きかったのはロサンゼルスの山火事。次いで3月に米中部・南部の各州を襲った数日間にわたる雷雨だった。
ミュンヘン再のトビアス・グリム主任気候科学者は「地球温暖化が進む世界では、異常気象による災害が起きやすくなる」と述べた。
保険未加入分を含む自然災害の総損失は、25年に2240億ドルと、過去10年平均を下回り、24年の3680億ドルからも減少した。
3月にミャンマーで発生したマグニチュード7.7の地震は、保険加入率が低かったものの、25年の総損失額で2番目に多額の損害となった。





