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海底ケーブルを2月に損壊した船、台湾の密輸業者が支配=中国当局
2025年12月24日(水)17時37分
[北京 24日 ロイター] - 中国当局は24日、今年序盤に海底ケーブルを損壊した船舶による密輸作戦を指揮したのは2人の台湾人だったと発表した。
台湾の裁判所は6月、2月に台湾沖の海底ケーブルを故意に損壊したとしてトーゴ船籍「宏泰58」の中国人船長を有罪とし、懲役3年の判決を下した。
中国東部・山東省威海市の公安局は24日、この事件に関する調査の結果、台湾居民の男2人が、中国に冷凍品を密輸する複数の船舶の背後にいたと指摘。宏泰58の中国人乗組員7人への聞き取りによって明らかになったという。
中国国務院台湾事務弁公室の報道官は定例記者会見で、台湾の民進党が対立をあおっていると非難。台湾当局が「事件の事実を無視」し、「悪意を持って(事態を)誇張」したと述べた。
台湾で対中国政策を担う大陸委員会は、中国共産党は台湾を管轄していないと指摘するとともに、中国当局に対し、具体的な証拠があれば提示するよう要求。その上で「越境弾圧と政治的操作の一例に過ぎない」と述べた。





