ウクライナ巡る協議「何かに近づいている」とトランプ氏、米ロ会談控え
写真はトランプ米大統領。12月18日、ホワイトハウスで撮影。REUTERS/Evelyn Hockstein
[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、今週末の米ロ当局者会談を前に、ウクライナ戦争終結に向けた協議が「何かに近づいている」との認識を示した。
トランプ氏は大統領執務室でのイベントで記者団に対し、「ウクライナが迅速に動くことを望む」と語った。
ホワイトハウス当局者によると、米政権のウィットコフ特使とトランプ氏の娘婿クシュナー氏が今週末にマイアミでロシア代表団と会談する計画という。
両氏は戦争終結に向け、ロシアとウクライナの双方から合意を引き出そうと努力を続けており、14日と15日の2日間にわたって、ベルリンでウクライナの代表団と会談。米当局者は、争点の領土譲歩問題は依然として未解決であるものの、両国の間に大きな隔たりはないとの見方を示している。
領土の譲歩はロシアが戦争終結の主要な条件としているが、ウクライナの世論調査によると、これを受け入れるウクライナ人はほとんどいない。
トランプ氏は「ロシアがそこにいるのだから、ウクライナが迅速に動くことを望む」と述べた。戦場における最近のロシア軍の進展に言及したとみられる。





