トランプ氏、大麻規制緩和の大統領令に署名 分類見直しを司法長官に指示
トランプ米大統領は18日、連邦政府のマリフアナ(大麻)を巡る規制の緩和を勧告する大統領令に署名した。2022年4月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
Trevor Hunnicutt
[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、連邦政府のマリフアナ(大麻)を巡る規制の緩和を勧告する大統領令に署名した。米政府が数十年にわたり導入していた厳格な規制が一段と転換される可能性がある。
大統領令は司法長官に対し、マリフアナの分類見直し手続きを迅速に進めるよう指示する内容。行政当局者によると、マリフアナを一般的な鎮痛剤やケタミン、テストステロンなどと同様の「危険性の低い薬物」として扱う方向性が示された。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し「何十年も深刻な痛みに苦しむ人々から、これを実行してほしいと懇願されてきた」と述べた。
実際に決定されれば、連邦政府のマリフアナ政策が大きく転換されることになり、産業構造の再編のほか、数十億ドル規模の研究資金の投入などにつながる可能性がある。ただ、マリフアナは連邦法ではなお違法とされ、州ごとに異なる規制が引き続き存在する。
トランプ氏の大統領令署名を受け、米株式市場でキャノピー・グロース、ティルレイ・ブランズ、オーロラ・カナビス などのマリフアナ関連銘柄に買いが入った。





