逮捕されたイランのノーベル平和賞受賞者、激しい殴打受ける=家族
写真は収監中のナルゲス・モハンマディ氏がノーベル平和賞の授賞式に出席できなかったことを示すブース。2023年12月、オスロの授賞式会場で撮影。ノルウェーの通信社NTB提供。REUTERS
[ドバイ 15日 ロイター] - 2023年にノーベル平和賞を受賞したイランの女性人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏は、12日に自身を逮捕した治安部隊から殴打され、2度にわたって病院の緊急治療室に運ばれたと、同氏の家族が15日にナルゲス財団に伝えた。
モハンマディ氏は弁護士不審死を糾弾した後に逮捕された。
検察当局は13日、同氏が弁護士の追悼式典で挑発的な発言をし、出席者に「平和を乱す」よう促したなどと説明した。
家族が運営するナルゲス財団によると、モハンマディ氏は14日遅くに家族に電話をかけてきて、殴打の激しさを訴え、病院の緊急治療室に2度運ばれたと語っていた。具合が悪そうだったという。
また、「イスラエル政府に協力した」と非難され、治安部隊から死の脅迫を受けたとも語っていたという。
イラン当局から今のところコメントは出ていない。





