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バングラデシュで2月に議会選実施、大統領は辞任意向 混乱続く

2025年12月12日(金)10時01分

ダッカで7月撮影 のカルワン・バザール地区で道路を横断する歩行者。REUTERS/Mohammad Ponir Hossain

Ruma Paul

[ダッカ 11日 ロイター] - バングラデシュ当局は、来年2月12日に議会選挙を実施すると発表した。2024年の学生デモをきっかけに当時のハシナ首相がインドに亡命して以来初の国政選挙となる。

ノーベル賞受賞者のユヌス首席顧問率いる暫定政権がその後政権を運営しているが、改革の遅れに対する新たな抗議や、事実上選挙参加を阻止されているハシナ氏の政党「アワミ連盟」が混乱を引き起こすと警告しており、状況は厳しい。

ハシナ氏が任命したシャハブッディン大統領は、選挙後に任期半ばで辞任する意向を表明。ユヌス暫定政権に屈辱を受けたとロイターに明かした。

アナリストらによると、有権者の関心は民主統治の回復、輸出主導の中核産業である衣料部門の復興、ハシナ氏受け入れで緊張した隣国インドとの関係修復などがある。

ナシル・ウディン選挙管理委員長は、選挙と同時に、騒乱を受けて策定された改革案「7月宣言」の実施に関する国民投票も行うと述べた。行政権の抑制、司法機関と選挙当局の独立性強化、法執行機関の濫用防止など、広範な国家機関改革が提案されている。

ロイター
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