米マイアミ市長選、民主党候補が勝利 約30年ぶり
米国フロリダ州マイアミ、ベイサイド・マーケットプレイスの観覧車とダウンタウンの全景(2022年6月18日撮影)。ドローン撮影。REUTERS/Marco Bello
[9日 ロイター] - 米フロリダ州マイアミ市の市長選挙は9日、民主党のアイリーン・ヒギンズ氏(61)が、トランプ大統領の支援を受けた共和党のエミリオ・ゴンザレス氏(68)を破り、勝利した。
ヒスパニック系が多数を占める同市で、民主党が市長の座を獲得するのは約30年ぶり。フロリダ州はトランプ氏の地盤だ。
CNNやAP通信は投票終了から1時間足らずでヒギンズ氏の当確を報じた。開票結果によると、ヒギンズ氏はゴンザレス氏に18ポイントの差をつけた。
先月のニュージャージー州やバージニア州の知事選、ニューヨーク市長選では、民主党が勝利しており、今回のマイアミ市長選も全国的な関心を集めていた。
来年の中間選挙で共和党の議会支配が続くかどうかに疑問を投げかける結果となった。
2024年の大統領選ではトランプ氏が民主党からヒスパニック系有権者の支持を奪ったが、その後、共和党内ではヒスパニック系の支持が揺らいでいるのではないかとの懸念が浮上している。
ヒギンズ氏は自身のフェイスブックへの投稿で、地元の「長年の混乱と腐敗の時代に終止符を打つ」成果だと述べた。
同氏はマイアミ市初の女性市長となる。





