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青森県で震度6強、北海道・東北に津波到達 官邸対策室を設置

2025年12月09日(火)00時48分

[東京 9日 ロイター] - 気象庁によると、8日午後11時15分ごろに東北地方で最大震度6強の地震を観測した。震源は青森県東方沖で、震源の深さは50キロ。地震の規模を示すマグニチュードは7.6。気象庁は北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に津波警報を出した。

予想される津波の高さは、青森県太平洋沿岸と北海道太平洋沿岸中部が3メートル、岩手県が1メートル。NHKによると、青森県のむつ小川原港で午後11時43分に40センチ、岩手県久慈港で午前0時10分に50センチ、北海道浦河町で同21分に50センチの津波を観測した。

政府は官邸対策室を設置。高市早苗首相は官邸で記者団に対し、津波や避難などの情報提供、住民避難などの被害防止、被害状況の把握などを指示したと説明した。

原子力規制員会によると、青森県東通村の東通原子力発電所とむつ市の中間貯蔵施設、宮城県の女川町と石巻市にまたがる女川原発、福島県の大熊町と双葉町にまたがる福島第1原発(福島県)は現時点で異常がない。

東日本旅客鉄道(JR東日本)によると、東北新幹線は福島─新青森駅間の上下線で運転を見合わせており、再開の見込みは立ってない。

ロイター
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