海運業界のスエズ回帰、段階的に進む見通し=コンテナ輸送大手CEO
12月5日 世界第5位のコンテナ輸送会社、独ハパックロイドのロルフ・ハーベン・ヤンセン最高経営責任者(CEO)は4日、顧客向けのオンライン会議で、海運業界がスエズ運河経由の航路を再開する具体的な時期は未定としつつ、航路再開は段階的に実施されるだろうとの見通しを示した。写真は2024年1月、チリのバルパライソ港で撮影(2025年 ロイター/Rodrigo Garrido)
Vera Eckert
[フランクフルト 4日 ロイター] - 世界第5位のコンテナ輸送会社、独ハパックロイドのロルフ・ハーベン・ヤンセン最高経営責任者(CEO)は4日、顧客向けのオンライン会議で、海運業界がスエズ運河経由の航路を再開する具体的な時期は未定としつつ、航路再開は段階的に実施されるだろうとの見通しを示した。
海運会社は2023年11月以降、イエメンのフーシ派武装勢力による紅海での商船攻撃を避けるため、アフリカを迂回する費用のかかる航路を利用してきた。フーシ派はイスラエルのガザ攻撃に対抗するパレスチナ人と連帯し行動していると主張する。
ヤンセン氏は現在の物流を調整し港湾の混雑を避けるために60―90日の移行期間が必要になるだろうと述べた。





