中国BYD、南アでの事業展開加速 来年販売店最大70店舗に拡大
12月5日 中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD) は、南アフリカにおける販売店数を2026年末までに約35店舗とする当初目標を同年第1・四半期には達成し、同年末までには60─70店舗に拡大する方針だ。写真は4日、南アのマルデールスドリフトで撮影(2025年 ロイター/Nqobile Dludla)
Nqobile Dludla
[[マルデールスドリフト(南アフリカ) 4日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD) は、南アフリカにおける販売店数を2026年末までに約35店舗とする当初目標を同年第1・四半期には達成し、同年末までには60─70店舗に拡大する方針だ。
南アでは手頃な価格のEVとハイブリッド車(HV)の登場と、充電インフラの拡充を背景に、市場の勢いが増し始めている。BYDは同国でスウェーデンのボルボ 、中国の奇瑞汽車(チェリー)、長城汽車と早期導入層の獲得で競い合っている。
政府はEV普及促進策の導入を示唆しており、アナリストは中国ブランドが競争力のある価格設定と高まる消費者の関心を活用して市場シェアを拡大すると予測している。
BYD南ア法人のマネジングディレクター、スティーブ・チャン氏は、需要拡大により、6月に想定した26年末より早く販売店35店舗の目標を達成できるとの見通しを示した。
BYDは10月、事業拡大を支えるために、26年末までに南アで急速充電ステーション最大300カ所の設置に向けた投資計画を発表した。
BYDは4日、プラグインハイブリッド車(PHV)「シーライオン5」を正式に発売した。価格は49万9900ランド(2万9445ドル)から。トヨタ自動車の「カローラクロス」などとの競合を見込んでいる。





