米、ＡＵＫＵＳ審査完了 「強化する領域」特定と発表

写真は米国防総省。2023年4月、米バージニア州アーリントンで撮影。REUTERS/Tom Brenner

[ワシントン ４日 ロイター] - 米国防総省は、オーストラリアへの原子力潜水艦供与を柱とする米英豪による安全保障の枠組み「ＡＵＫＵＳ（オーカス）」の審査を完了し、この枠組みを「可能な限り強固な基盤」に置くための領域を発見したと、米政府高官が４日に語った。

トランプ米政権は６月、数千億ドル規模に上るＡＵＫＵＳについて、正式な見直しを開始したと発表していた。審査結果は来週、ワシントンで開く米豪国防・外相会合で議論されるという。その後、英国を含む３カ国の閣僚会合も開催する予定。

国防総省のショーン・パーネル報道官は、「ＡＵＫＵＳを『全速力で』進めるべきだというトランプ大統領の指示に沿い、今回の審査ではＡＵＫＵＳを可能な限り強力な足場に置く機会を特定した」と説明した。

マールズ豪国防相は４日、米国から審査結果を受け取ったと明らかにし「検討を進めている」と述べた。

英政府高官も、審査結果を受け取ったことを確認し、審査完了を歓迎するとした。