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ホンジュラス大統領選、トランプ氏支持候補優勢で対立候補が不正訴え

2025年12月05日(金)09時47分

写真はアスフラ前テグシガルパ市長。テグシガルパで12月1日撮影。REUTERS/Leonel Estrada

Laura Garcia Natalia Siniawski Aida Pelaez-Fernandez

[テグチガルパ 4日 ロイター] - 中米ホンジュラス大統領選を巡り、右派の国民党候補であるナスリ・アスフラ前テグシガルパ市長が得票率でトップに立ったのを受け、逆転された中道派の自由党候補サルバドール・ナスララ前副大統領は4日、不正があったと主張した。

開票約86%の時点で、トランプ米大統領が支援するアスフラ氏の得票率が40.27%と、自由党のナスララ氏(39.38%)を約2万4400票上回っている。与党で左派の自由復興党(LIBRE)のリキシ・モンカダ前国防相は大きく引き離されている。

選挙結果は選挙管理委員会のウェブサイトで更新されている。これまでナスララ氏がアスフラ氏を僅差でリードしていた。

ナスララ氏はXへの投稿で、投票データを表示していた画面が午前3時24分に突然真っ暗になったと指摘した。「アルゴリズムがデータを変更した」とし、アスフラ氏の得票数が実際より高く表示されるようになったと主張した。

「これらの変更に関与したコロンビアの企業ASDを政府は調査する必要がある」と訴えた。

選挙管理委員会のアナ・パオラ・ホール氏は記者会見で選挙プロセスの正当性を主張し、矛盾があると判断された票は正式な集計に含めず、再調査すると説明した。

「投票所の記録には大きな矛盾が見られるケースもある」と指摘し、再集計には時間がかかるものの、12月30日の法定期限までに完了させるとした。

選管によると、集計結果の約17%に不一致があり、再調査の対象となっている。

ロイター
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