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BofA、顧客の資産運用で暗号資産の配分推奨へ

2025年12月05日(金)10時07分

写真はバンク・オブ・アメリカのロゴ。12月1日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[4日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)は4日、資産運用アドバイザーが1月5日から顧客の保有金融資産の組み合わせに暗号資産(仮想通貨)の配分を推奨できるようにすると発表した。

富裕層向けのプライベートバンキング業務のBofAプライベートバンク、投資銀行業務・資産運用管理業務のメリル、個人投資家向け業務のメリル・エッジのアドバイザーは資産額の条件を設けずに、複数の暗号資産関連の上場取引型金融商品(ETPs)を顧客に提案できるようになる。

BofAによると、一定の資産基準を満たす顧客は2024年初めから、ビットコイン上場投資信託(ETF)にアクセスできていた。しかし、資産運用アドバイザーの役割は今回の動きによって暗号資産注文の実行者から助言者に進化する。

トランプ米大統領が暗号資産に対する規制緩和を引き続き進めている状況で、暗号資産は広範な機関投資家の採用によって恩恵を受けている。

こうした投資家の多くは暗号資産を直接管理するのに比べて流動性や安全性が高く規制順守が簡単なために、ETFやETPsを通じて保有することを好む。

メリルおよびバンク・オブ・アメリカ・プライベートバンクの最高投資責任者クリス・ハイジ氏は「テーマ型の技術革新に強い関心を持ち、価格変動の大きさに慣れている投資家にとって、デジタル資産に対する1%から4%程度の控えめな配分が適切となり得るだろう」と述べた。

ロイター
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