エアバス、Ａ３２０系6000機のソフト改修指示 運航機の半数超

2025年11月18日、フランス・パリ近郊のパリ・ノール＝ヴィルパント博覧会センターに展示されたエアバスのロゴ。REUTERS/Benoit Tessier/File Photo

［パリ　２８日　ロイター］ - 欧州航空機大手エアバスは２８日、主力であるＡ３２０系統機種に対し、ソフトウエアの即時変更を指示した。関係者によると、この措置は約６０００機が対象で、世界中の運航機の半数超に及ぶ見通し。

エアバスは声明で、最近発生したＡ３２０系統機の事案により、強い太陽放射が飛行制御に不可欠なデータを破損させる可能性があることが判明したと説明。「今回の措置により、乗客や顧客に運航上の混乱が生じる見込みだ」と述べた。

この措置は、米格安航空会社（ＬＣＣ）ジェットブルー航空の機体で発生した、操縦指示なしに機首が下がるという事案を受けたものだという。