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トランプ氏、オバマケア補助金延長に反対も「何らかの延長必要」

2025年11月26日(水)14時17分

 トランプ大統領は25日、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の保険料補助金について、延長は望んでいないものの、検討する可能性があると述べた。写真は2017年10月、カリフォルニア州サンディエゴで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Jeff Mason Steve Holland

[大統領専用機上 25日 ロイター] - トランプ大統領は25日、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の保険料補助金について、延長は望んでいないものの、検討する可能性があると述べた。

政治専門サイト「ポリティコ」は24日、ホワイトハウスがオバマケアの保険料補助金を2年間延長する医療政策の枠組みを準備していると報じていた。

オバマケアの補助金は12月31日が期限となっており、加入者数百万人が急激な保険料上昇に直面している。

トランプ氏は感謝祭の休暇でフロリダに向かう大統領専用機内で記者団に対し、2年間の延長に反対する姿勢を明確にし、同様の立場を示す共和党議員らと足並みをそろえた。

その上で、短期的には何らかの延長が必要になる可能性があると述べた。

ポリティコは、ホワイトハウスが準備している政策枠組みには新たな資格制限が追加されるとしている。

トランプ氏は「私は2年間も延長したくない。むしろ全く延長したくない」と発言。その一方で、「他の何かを成し遂げるためには何らかの延長が必要になるかもしれない」とも述べたが、詳細には言及しなかった。

これに先立ち、ホワイトハウスのレビット報道官は同日の声明で、トランプ大統領は「単なる2年間の補助金延長」は検討していないとし、「大統領は政権当局者、議会議員、民間の専門家と協議を続けている」と述べていた。

ロイター
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