スーダンの準軍事組織RSFが休戦表明 国軍は拒否
内戦が続くアフリカ・スーダンの準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の司令官は24日、直ちに3カ月間の人道的休戦に入ると述べた。写真は司令官のモハメド・ハムダン・ダガロ将軍。ハルツームのRSF本部で2023年2月撮影(2025年 ロイター/Mohamed Nureldin Abdallah)
[24日 ロイター] - 内戦が続くアフリカ・スーダンの準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の司令官は24日、直ちに3カ月間の人道的休戦に入ると述べた。トランプ米大統領が先週、スーダンの内戦終結に向けて取り組むと表明したことを受けた。
米国、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、サウジアラビアは今月初め、3カ月間の休戦とそれに続く和平交渉の計画を提示。RSFはこの計画の受け入れを表明したが、その直後にドローン(無人機)で国軍の支配地域を攻撃していた。
国軍は23日、休戦案を拒否しており、RSFは一方的に休戦を宣言したとみられる。
RSF司令官のモハメド・ハムダン・ダガロ将軍は「トランプ米大統領を中心とする国際的な努力に応え、3カ月間の人道的休戦を発表する」と述べ、この措置への相手側の関与を促す仲介国の役割に期待を示した。
国軍トップのブルハン統治評議会議長は23日の演説で、米国の提案はスーダン軍を弱体化させる一方で、RSFが掌握した領土の維持を認めるものだと批判した。





