ノキア、米国で40億ドルのＡＩ関連投資を計画

ノキアの本社、2025 年 10 月 28 日。 Lehtikuva/Seppo Samuli via REUTERS

Gianluca Lo Nostro

[２１日 ロイター] - フィンランドの通信機器大手ノキアは２１日、米国における人工知能（ＡＩ）駆動型のネットワーク接続技術の進歩を促進するための研究開発と生産に４０億ドルを投資する計画を発表した。

投資額の３５億ドルを研究開発に充て、５億ドルを南部テキサス州、東部ニュージャージー州、ペンシルベニア州などでの製造及び設備投資に振り向ける。

北米で１０数か所の拠点を運営し、ニュージャージー州に研究所を保有するノキアは１９日にＡＩ重視の業務効率化を目指した新戦略を導入した。

フィンランドのストゥブ大統領は１０月初旬、ホワイトハウスでのトランプ米大統領との会談でノキアについて協議したと明らかにした。

ノキアは７月、関税とドル安に関連した業績悪化を警告した。

米国には大手通信機器メーカーが不足しており、ノキア、スウェーデンのエリクソン、韓国のサムスンが主な選択肢となっている。