台湾輸出受注、10カ月連続増 年間で7000億ドル超えも
写真は台湾の基隆港。8月7日、台湾で撮影。Reuters/Ann Wang
Faith Hung Jeanny Kao
[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部(経済産業省に相当)が20日発表した10月の輸出受注は前年比25.1%増の693億7000万ドルだった。アナリストの予想(28.2%増)を若干下回ったものの、10カ月連続の増加となった。経済部は2025年年間では7000億ドルを超え過去最高となる可能性があると指摘した。
トランプ米政権は、台湾からの輸入品に20%の相互関税を課している。
経済部は、米国などの貿易政策や地政学リスクなどの不確定要素が、引き続き世界貿易の勢いを削いでいるが、人工知能(AI)などの成長が受注を支えると指摘した。第4・四半期は米欧の年末休暇を控えたハイシーズンで受注の勢いは維持されるとし、11月は27.6─31.4%増加を予想した。
10月の受注は、通信機器が28.4%増、電子製品は35.9%増となった。
国・地域別では、中国からの受注が9.8%増(9月は11.6%増)。米国は32.1%増(9月は40.2%増)。欧州が13.6%増、日本は14.8%増だった。





