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米地裁、テキサス州の選挙区割りを一時差し止め 共和党に打撃

2025年11月19日(水)10時00分

テキサス州オースティンで新たに提案された選挙区の地図を見る人。2025年8月20日撮影。REUTERS/Sergio Flores

Brad Brooks Andrew Hay Costas Pitas

[18日 ロイター] - 米連邦裁判所は18日、南部テキサス州が2026年の中間選挙で共和党に有利になるよう再編した選挙区割りを一時的に差し止める命令を下し、同州のアボット知事が人種に基づいて区割りを変更するよう州議会に指示したと非難した。

トランプ大統領から区割りの変更を求められていたテキサス州共和党にとって大きな打撃となる。

アボット氏はこの判決を「不合理」だとし、同州は直ちに最高裁に上訴した。ボンディ司法長官はXへの投稿で「テキサスの区割りは正しい理由により正しい方法で作成された」と述べ、判決に強く反対した。

テキサス州の連邦地裁は、同州の選挙区割り変更に異議を唱えた公民権団体を支持し、来年の連邦議会選挙では21年に作成された区割りを使用する必要があるとした。

地裁のブラウン判事は、テキサス州が連邦法に違反して「人種に基づくゲリマンダー(恣意的な区割り)」を行ったことを示す十分な証拠があると述べた。

選挙区割りを変更する動きは共和党地盤の州だけでなく、民主党の地盤州にも広がっている。

ロイター
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