経済対策、「しっかり必要な額」求める声多く＝自民政調全体会議

国会議事堂前で１０月撮影。REUTERS/Manami Yamada

Takaya Yamaguchi

［東京　１８日　ロイター］ - 自民党は１８日、政調全体会議を開いて経済対策について意見を交わした。出席者からは「しっかりと必要な額を確保していただきたい」との声が多く出たという。会議終了後に党幹部が明らかにした。

会議では、国が大きな補正予算を編成すれば、かえって物価高を招くのではとの声もあった。一方、対策効果が浸透すれば「円安局面も変わっていくのでは」との意見が出たという。

経済対策を巡る対応については、小林鷹之政調会長に一任することを決めた。

小林政調会長は締めのあいさつで「額ありきではなく、必要な額をしっかり積み上げる」と言及。「市場もよく見ながら、対策について（調整を）進めていきたい」と語った。