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中国のレアアース等の輸出管理措置、現時点で特段の変化はない=赤沢経産相

2025年11月18日(火)10時13分

赤沢亮正経済産業相。10月21日、都内で撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

(見出しの「赤枝」を「赤沢」に訂正します)

Ritsuko Shimizu

[東京 18日 ロイター] - 赤沢亮正経済産業相は18日の閣議後会見で、台湾を巡る高市早苗首相の国会答弁後に態度を硬化させた中国の動きについて、「レアアース等の輸出管理措置に現時点では特段の変化はないと承知している」と述べた。これまでに中国政府は国民に日本への渡航自粛を呼びかけるなどし、日本経済への影響が懸念されている。

赤沢氏は一方で、以前から続いていた中国によるレアアースなどの輸出管理措置は世界のサプライチェーン(供給網)に深刻な影響を与えているとし「引き続き状況を注視しつつ、関係国とも連携のうえ、必要に応じてさらなる申し入れを行っていきたい」と述べた。

前日発表の7―9月期国内総生産(GDP)が6四半期ぶりにマイナスとなったことについては、輸出が減少したことに加え、民間住宅投資が減少したことによるものとした一方で、民間設備投資や最終消費支出は緩やかに増加していると指摘。「危機管理投資の重要な戦略分野であるAI半導体や量子、バイオなどを中心に大胆な設備投資や研究開発の促進などを通じて、官民の積極的な投資を引き出していきたい」と述べた。

ロイター
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