ベルギー、空軍基地上空で新たなドローン目撃 警察が捜査
ベルギーのフランケン国防相(写真)は2日、同国の空軍基地上空で目撃されたドローン(無人機)について、警察が捜査していると明らかにした。デンマークのコペンハーゲンで8月撮影(2025年 ロイター/Tom Little)
Kate Abnett
[ブリュッセル 2日 ロイター] - ベルギーのフランケン国防相は2日、同国の空軍基地上空で目撃されたドローン(無人機)について、警察が捜査していると明らかにした。
フランケン氏は政府が1日にベルギー北東部にあるクライネ・ブローゲル空軍基地上空をドローンが飛行しているとの報告を受けたと、Xに投稿。「単なる上空飛行ではなく、クライネ・ブローゲルが明確な目的だった」と述べた。
ヘリコプターと警察車両がドローンを追跡したが捕捉できず、ドローン妨害装置も迎撃できなかったという。
デンマークのコペンハーゲンやドイツのミュンヘン、バルト地域の空港などでドローンの目撃や航空機による侵入が相次いでいることから、北大西洋条約機構(NATO)諸国はここ数週間、警戒を強めている。9月にはロシアのドローン20機がポーランド領空に侵入した。
ベルギーではすでに、同国南東部の軍事基地上空で複数のドローンが目撃されたことを受けて捜査が進められている。
ベルギーの軍事区域上空でドローンを飛行させることは違法。





